純米酒

純米酒 MENU
純米酒と吟醸酒、本醸造酒の違いを答えられる方は、多くはないと思いますのでここで簡単に解説します。まずは3種の味わいの違いを覚える事をお勧めいたします。飲みたくなった時に種類の違いが役に立つでしょう。
純米酒の原料は米・米麹・水のみ
純米酒は米、米麹、水だけで造られた日本酒のことです。それに対して、吟醸酒と本醸造酒は、規定内の「醸造アルコール」を添加しています。
純米酒と吟醸酒・本醸造酒の違いは、醸造アルコールが含まれているかの違いです。
余談になりますが、現代において香味の調整(特に香気成分を引き出す)を目的に少量の醸造アルコールを添加する傾向が顕れていますが、私ども長野銘醸は、お米本来のうま味とふくよかなお米の香りを楽しんでいただくため、醸造アルコールを一切添加しない100%純米にこだわっております。
精米歩合とは

「特定名称酒」の要件の中に「精米歩合」というものがあります。この精米歩合について解説します。お分かりの方もいると思いますがおさらいです。
日本酒の原料となる米の玄米を削って糠(ぬか)を取り、白いお米にすることを「精米」と呼びます。食用米の精米歩合は90%前後。つまり、米の表層を1割ほど磨いていることになります。
日本酒では、さらに米を精米します(表層を磨きます)。米の表層部分には、たんぱく質や脂質、でんぷんなどの栄養素が含まれていますが、これらの栄養素が多いと日本酒の雑味となりますので、通常食している白米よりも多く磨く必要があるのです。
現在は純米酒には精米歩合に決まりがありません。それは、醸造技術の向上により、精米歩合に要件を設けなくてもおいしい日本酒を造ることができるからです。
また、精米歩合は日本酒の個性ともいえます。精米歩合が高い場合(あまり削っていない)、米の旨味やコクが残り、一般的にどっしりとした落ち着きのある濃醇なお酒に仕上がりやすくなります。
精米歩合が低くなるほど(より多く削っている)、一般的に淡麗でスッキリとした味わいになりやすいとされています。また、磨き上げることによって際立つのが、華やかな香りです。精米歩合の低い米を使用することで、一般的に言われている吟醸酒の特徴であるフルーティな香りや花のような「吟醸香」を生み出してくれます。

火入れの時期(タイミング)の違い
特定名称酒の違いはお分かりいただけましたでしょうか。しかし、日本酒にはまだいろいろな種類があります。例えば、生酒、生貯蔵酒など名前に「生」とついた日本酒を飲んだことがありませんか?これは、日本酒造りにおける「火入れ」の時期(タイミング)などによって、名称がそれぞれ分かれています。
生酒・生貯蔵酒・生詰酒

通常の日本酒は、貯蔵前に一度、出荷前に一度火入れをします。
(火入れ=加熱処理のことで、殺菌効果や酒質を安定させるために行われています。)
一度も火入れしない状態で出荷する日本酒のことを「生酒」と言います。
また、生のまま貯蔵し、出荷前に一度火入れをする日本酒が「生貯蔵酒」です。
微妙に違いますね!
秋に旬を迎える「ひやおろし」は、生貯蔵酒として店頭に並ぶ日本酒になります。
そして、貯蔵前に一度だけ火入れをする日本酒が「生詰酒」です。
生酒、生貯蔵酒、生詰酒の味わいの違いをお楽しみください。
貯蔵期間の違い
日本酒は貯蔵期間によっても、別の表情を表します。
新酒
秋に収穫したお米を使って醸造し、冬に出来上がる日本酒が「新酒」です。新酒は冬~春限定の日本酒で、別名「しぼりたて」とも呼ばれています。
貯蔵期間が短いため、一般的な特徴としてフルーティで爽やかな香り、フレッシュな味わいが持ち味です。
古酒(長期熟成酒)

新酒とは真逆の日本酒とも言えるのが、古酒(長期熟成酒)です。
古酒(長期熟成酒)は、3年以上酒蔵で熟成させた日本酒になります。
熟成させる日本酒の種類や、熟成温度、熟成方法などによって特徴が異なりますが、一般的に酸味と苦味、旨味が濃厚でまろやかになると言われています。
古酒(長期熟成酒)は、熟した果実や木の実、香木のような香りが多く、色合いも琥珀色に輝くものから、赤い褐色に近いものまで、お酒の銘柄によって個性豊かな表情を楽しむ事が出来ます。
純米酒 MENU
お問い合わせ
ご依頼及び業務内容へのご質問など
お気軽にお問い合わせください
オンラインショップ
当サイトから純米酒などが
お取り寄せいただけます